2022
08.25

カルトになれ!超ロイヤルカスタマーを生み出すブランドの法則

レビュー

今回は「カルトになれ!」という本を紹介していく。

大まかな内容

世の中にはあまたの会社が存在する。

しかし、一部の会社およびその商品にはある特徴がある。

それは顧客との密接なつながりだ。

異様なまでのロイヤルティー。いわゆる「信者」と呼ばれる顧客を多く抱える会社だ。

有名どころだとAppleとかだろう。

こういった熱心な顧客に支えられるブランドを「カルトブランド」と呼ぶ。

なぜ顧客はその会社のサービスに傾倒するのか。

著者の結論として、カルトブランドには「共通する7つのルール」が存在すると説く。

本書では普通の会社が顧客を「信者化」していくために効果的な原理原則、それに基づいたアクションプランが実際の事例に基づいて紹介されている。

「カルト」こそが差別化の要

本書が出版されたのは2004年、この記事を書いている2022年からさかのぼると20年近く前の本だ。

しかし読みながら「この理論は今でも通用するな」「実際にこのやり方で伸びてる人いるよな」と思う部分がたくさんあった。

本書の中で「世の中全体がこういう傾向になっていくだろう」と書かれていたことはまさにその通りになっているなと感じさせられる。

ということは、本質を的確についている良書なのだろう。

コンテンツ販売の世界では商品そのものや情報そのもので差別化するのはとても難しい。

正直、裏技なんて出て来ない。

かといって、他の人と同じでは発信は確実に埋もれてしまう。他人と同じは致命的。

そこで必要になってくるのが情報発信における自分の世界観だったり、サポート体制だったりする。

確かにこういう話はコンテンツ販売の業界でも昔からずっと言われてきたことだ。

しかし具体的に顧客に世界観を見せるとは具体的にどういうことをいうのか。

熱狂を生み出すには何が必要なのか。

こういった肝心な部分はフワッとした答えしか持っていない場合が多い。

本書は具体的な企業の事例がいくつも取り上げられている。

小が大に対抗してきた事例、顧客の満足度を高めるために工夫してきた事例など

自分のビジネスに取り入れるためのヒントとなる知識をたくさん得られると思う。

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